こんにちは!イオ(@SheenInvest)です。
現在は脱サラし、フリーランスと兼業投資家として活動しています!

今回のテーマは「投資で負け続ける人の3つの特徴」です。
金融庁の調査によると、日本の個人投資家の7割が負けており、その損失額の通算は1人あたりベンツ1台分に相当するマイナス525万円となっているとの調査結果が話題になりました。


ちなみに500万近い新車のベンツだとCクラス程度が購入可能です。



マイナス500万円以上というのは驚きだね



500万も損することを考えると投資ってやっぱり難しいのかな…
ただ、この7割の負けている人の多くは共通点があることもわかっています。
逆に考えると、この7割の人の行動や思考と逆のことをすれば勝てるということです。
- 投資で負けやすい人の特徴がわかる
- 負けやすい人の思考から抜け出すための具体的な方法を理解できる
なぜ7割の投資家が負けるのか?


みなさん、YouTubeやその他SNSで次のようなこと聞いたことありませんか?
・投資初心者はオルカン(全世界株)かS&P500に積立投資しておけばOK
確かに下記のグラフのようにオルカンとS&P500のチャートは年々上昇しています。


出典:楽天証券
ということは、「オルカンかS&P500に投資しておけば負けないんじゃない?」
そう思った方もいるでしょう。
おっしゃる通り、世界人口は今後も増え続け経済が発展し、その結果、どちらも今後株価が上昇していく可能性が高いです。



私自身も中長期的な積立NISAの枠では、オルカンとS&P500どちらも投資しています。
※ただし、中長期的に確実に勝てるという保証はありません。
ただ中には、数十万円の少額資金から始めて資産を数年で数十倍にしたいと考えている人もいると思います。
そう考えている人には今回の記事は非常にタメになる内容となっております!
ここからが本題ですが私の経験上、投資で負ける人の特徴は大きく分けて3つあると考えています。
- 長期投資ではなく短期投資メイン
- 世の中の情報に振り回される
- PDCAが回せない人
特徴①:長期投資ではなく短期投資メイン


先ほどご紹介したオルカンやS&P500の積立投資は中長期向け投資となります。
一方で資金効率を上げ短期で利益を積み上げる投資手法だとなんと「全体の9割が負けている」とも言われています。



短期トレードは増えるのも早いけど、勝率がガクッと下がるね。
短期トレードには大きく3つの手法があります。
- スキャルピング(数秒から数分程度で売買を繰り返す)
- デイトレード(1日のうちに取引を完結させる)
- スイングトレード(数日から数週間で取引する)
私自身、FXと株のスキャルピング・デイトレ中心で資産を築いてきましたが、体感だとFXは9割が負けており、株だと7割ぐらいが短期で負けていると感じています。
※あくまで私の体感です。
ただ短期で勝つことができれば少額からレバレッジをかけ資金効率を高めつつ、資産を増やしていくことが可能です。
レバレッジというのは、証拠金を担保に証拠金の数倍の金額で取引ができる仕組みです。
証拠金の数倍で取引でいるため、少額の資金で多額の株式取引を行うことができます。
そんなレバレッジを生かした短期投資では、下記理由により長期よりも短期の方が勝つことが難しいと言われています。
- 取引の速度・変動幅が大きく心身の疲弊が大きい
- 長期に比べて売買回数が多く、手数料が嵩む
- 短期売買で利益を出す技術を習得するのが容易ではない
例えば、長期だと買いエントリーしてから数日・数週間経ったあと決済するところを短期だと、数分から数時間で決済することになります。
その結果、株式市場が動きている午前9:00-15:30の間は相場をずっと見ていないといけなかったり、値動きが活発であれば1日で何度もエントリーし、勝ちと負けを繰り返すため心身ともに疲弊することが多いです。
そんな中、短期で勝つことができるようになるには並大抵以上の努力と継続、そして覚悟が必要です。
もちろん「絶対に勝てない!」というわけではなく、ぜひ一度チャレンジしてほしいですが、まずは「エントリーできる最低金額」から始めてみるのが良いと思います。
※FXだと10-15万、株だと40-50万ぐらいです。
そこで実際に短期取引を行い、数ヶ月実践して自分には合わないなと思ったら、長期投資や積立投資だけに絞るという方法がオススメです。
また、日中にお仕事がある方はそもそも相場を見ることが難しいため、スキャルピングやデイトレードは物理的に難しいでしょう。
そう言った場合、中長期投資一択となると思います。
- 短期投資は勝てれば短期間で一気に資産を増やすことが可能だが、その分負ける確率が高い
- 短期投資にもチャレンジし、自分には合わないなと思ったら長期投資に切り替えよう
特徴②:世の中の情報に振り回されている人


投資で負ける人の特徴として「エントリーや損切り、決済に明確な根拠がない」ということが共通しています。
いわゆる、なんとなく取引してしまっている人たちですね。
こういった人たちは世の中の情報に振り回され、自分の中で腑に落ちる答えが出ないまま手法や考え方をころころ変えてしまいます。
- 相場は生き物に似ており日々変化し続けるので、この手法だけで何十年後も勝ち続けられるなんてものは存在しません
この前提を踏まえると、勝ち続けるためにはその時々の相場に順応し対応していく必要があります。
ただそんな中、自分軸がない他人の意見に振り回されてしまう人はどうなるでしょう。
相場の流れに従うのではなく、合っているかもわからない情報に従っているだけで相場に順応はできていません。
私も投資を始めた当初は「この方法で勝てます!」という提言していた投資スクールに50万円ほど課金し手法を真似しましたが、結局は全く勝てませんでした。
なぜなら、上記にも記載したその瞬間はたまたま勝てる手法かもしれませんが、数ヶ月-数年後は全く勝てない手法になっているなんてことが日常茶飯事の世界だからです。
では世の中の情報に振り回されず、どんな時代でも勝ち続けるためにはどうするべきか?
私が投資を始めて6年が経ちますが、世の中の情報に振り回されないためには以下3つの考え方を持つことが重要だと考えています。
- 自分の生活リズムに合わせてトレードスタイルを確立する
- トレードノートを作成し、最低100回は取引データを取る
- 勝敗要因を分析する際に「なぜ」を最低3段階深ぼる
特に1つ目の自分の性格や生活リズムに合わせてトレードスタイルを確立するべきことは非常に重要です。
なぜなら、日中に仕事で銘柄監視ができない人は株のデイトレはオススメしませんし、仕事終わりの夕方から夜にかけて短期トレードしたい人は株よりもFXがオススメです。



片手間にできるほど甘くない世界なんだね。
投資初心者の方はまずはどう勝つかよりも自分に合った投資スタイルはなんだろうということを考えてみてください。
ここが噛み合わない状態では絶対に取引を始めないでください。
- 相場の流れに順応し情報に振り回されないようにしよう
- 相場の世界では一生勝ち続けられる必勝法は存在しない
- 自分の性格や生活リズムに合わせてトレードスタイルを確立しよう
特徴③:PDCAが回せない人


PDCAは皆さんもご存知かと思います。
- P→Plan(プラン)
- D→Do(実行する)
- C→Check(評価する)
- A→Action(改善する)
トレードはスポーツと非常に似ており、このPDCAを回さなければ勝てるようになりません。
PDCAを繰り返すことで自分の計画と評価に乖離がないか?
乖離があれば、どう改善すべきか明確にし次のトレードに活かす。
こういった、小さなPDCAの積み重ねで勝てる投資家に成長していきます。



トレードはスポーツと似ている、新たな気づきだね
勝ちトレーダの方で「感覚でトレードしてます」という人もいます。
- これまで膨大なPDCA回し、考えなくても自然とこうなったらこう動くというのが体に染み付いているため
- 決して最初から感覚だけでトレードを行ってきたわけではない
スポーツも同様に、最初はボールの打ち方や走り方など基本を忠実に実践し体に染み込ませ、時間が経てば自然と考えなくても勝手に体が動く、そういった状態になります。
感覚でトレードしている人はその状態に近いです。
では、投資初心者がPDCAを回すためには何を行えば良いか?
私のおすすめは「トレードノート」を作成することです。


こちらの具体的なトレードノートの作成方法は別記事で詳しく解説しようと思いますが、私はノートに記録するよりノートアプリで日々トレードを記録しています。
ノートアプリで記録するメリットは下記です。
- チャートを印刷しノートに貼るという面倒な作業がない
- スマホさえあれば、いつどこからでもノートの見返しや記録ができる
私自身以前はチャートを印刷し、ノートに貼っていました。
ただ、途中からトレードを振り返るという目的からチャートをノートに貼るという目的にすり替わり、ノートに貼ったら満足という状態になっていました。
私のような面倒くさがりな性格の方は、スマホからでもアクセスできるノートアプリを活用することをオススメします。
私は「Notion」というアプリを活用し、日々トレード記録を残しています。
Notionはスマホやパソコンに同期でき、UI&UXも優れているため非常に使い勝手が良いノートアプリです。
- トレードはスポーツに似ておりPDCAを回す必要がある
- PDCAを回すためにはノートアプリを活用することがオススメ
まとめ
投資で負けやすい人の特徴は以下3つです。
- 長期投資ではなく短期投資メイン
- 世の中の情報に振り回される人
- PDCAが回せない人